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大人なのに親離れできない心理背景とは?原因と解決策

[最終更新日]2024/04/02

こんにちは、伊庭和高です。

 

「大人なのに親離れできない」という相談は、

定期的に寄せられます。

 

一緒に住んでいても、

親元を離れていても、

親離れできず悩んでいる人は多いのです。

 

親離れできない状況が続けば、

仕事や私生活に悪影響が及びます。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

大人なのに親離れできない心理と解決策をお伝えします。

 

なぜ大人なのに親離れできないのか?

 

大人なのに親離れできないのは、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

良い子を演じている

親が望む振る舞いをしたり…

親を傷つけない様にしたり…

 

子供の頃から良い子を演じていると、

大人になっても良い子を演じようとします。

 

親の顔色をうかがったり、

親が望んだ選択をしようとします。

 

これでは自分で決断できず、

何かにつけ親のことを気にします。

 

「親はどう思うだろう?」と悩んだり、

親に相談して意見を聞こうとするのです。

 

親にとって良い子を演じるあまり、

自分の人生を生きれなくなってしまいます。

 

失敗するのが怖い

「間違えたらどうしよう…」

「ミスをしない様に考えなければ…」

 

この様に失敗を怖がっていると、

親離れできなくなります。

 

失敗を怖がるあまり、

大人なのに親を頼りすぎたり、

親の様子を気にして行動しなくなるのです。

 

確かに失敗を怖がり続ければ、

実際に失敗を回避できるでしょう。

 

ですが同時に成功もしないのです。

 

その意味では失敗を怖がり続けるのが、

実は最大の失敗だと言えます。

 

寂しがり屋

寂しがり屋な人も、

親離れできない傾向があります。

 

親がいない寂しさや孤独感から、

親に連絡したり会いに行くのです。

 

寂しさを埋めるために、

親離れできない状態です。

 

精神的に親に依存している状態とも言えるので、

自分で決断できなかったり、

自分で自分を満たすことができなくなります。

 

親離れできない原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

大人になっても親離れできないのは、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば親離れも自然にできます。

 

自分の人生を自分の意思で歩めるのです。

 

ですが自信のなさに直面すると、

たとえ親元を離れて暮らしていても、

心は親離れできなくなるでしょう。

 

先ほど紹介した3つの心理背景も、

自信のなさが根底にあります。

 

親離れできないとどうなるのか?

親離れできないままだと、

自分の人生を生きれなくなります。

 

自分の人生の主人公は自分自身ですが、

親の人生を歩んでいる様に感じるでしょう。

 

まさにレールの上を歩いている感覚です。

 

仕事でもプライベートでも、

自分が本当に望む決断ができず、

後悔する場面も増えてしまいます。

 

心の中では親のせいにだと思うことがあっても、

最終的には親のことが気になったり、

親に助けを求め続けてしまうのです。

 

大人になっても親離れできない状況では、

幸せな未来は待っていないのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

引越しや転職など環境を変えれば、

一時的に気分もスッキリするでしょう。

 

ですが環境を変えても自分が変わらないと、

新たな環境でも同じ悩みに直面してしまいます。

 

たとえば転職して職場を変えても、

親離れできないと親の顔色をうかがったり、

悩んだ時に親に助けを求め続けてしまいます。

 

その意味で親離れできず悩む状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

現状を変えていく必要があります。

 

大人になって親離れする2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

親離れするための方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

現状を好転させることができます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

親離れできない人は、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

親の顔色をうかがったり、

良い子を演じようとします。

 

失敗を怖がってしまったり、

寂しがり屋な一面が出るのも、

頭の中で考えている時です。

 

独り言で構いません。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

悩みを解決する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

親離れできない人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちを我慢したり、

無理して相手に合わせてしまいます。

 

それこそ親にどう思われるかを気にして、

自分の気持ちがわからなくなるのです。

 

親から答えを聞き出そうとしたり、

良い子を演じようとしてしまいます。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

親離れするために不可欠です。

 

自分を主語に問いかけることが、

親離れするためのポイントです。

親離れできない現状を放置していても、

良いことは何もありません。

 

自分が望まない選択をしたり、

親の顔色を気にし続けたりと、

自分の人生を歩むことができません。

 

親離れできない根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

自分で自分の人生を歩んでいきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。