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子供に過干渉な親の末路は3つ!心理背景を詳しく解説!

[最終更新日]2024/06/18

こんにちは、伊庭和高です。

 

子供に過干渉になってしまうことで、

悩んでいる親は多いです。

 

過干渉を続けても子供が苦しみます。

 

しかも子供が大人になってからも、

過干渉をしてしまう親もいるのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

過干渉を続けるとどんな未来が待っているのか、

独自の切り口で解説します。

 

子供に過干渉を続けた親の末路とは?

 

子供に過干渉を続けると、

3つの未来が待っています。

 

どれも幸せな未来とは言えませんが、

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

順番に見ていきましょう。

 

子供が精神的に自立できない

あれこれ言い過ぎたり、

何でもやってあげようとすると、

子供の自立を阻害してしまうのです。

 

子供が精神的に自立できず、

親の顔色をうかがう様になります。

 

あるいは親にやってもらうのを待ち、

自発的に行動することがなくなってしまいます。

 

そしてこれは子供の頃だけに限らず、

大人になってからも精神的に自立できなくなることがあります。

 

実際、そうした相談も定期的に寄せられますし、

親に恨みを抱いているケースもあるのです。

 

親が精神的に自立できない

先ほどは子供の視点から解説しましたが、

実は親も精神的に自立できなくなります。

 

「この子にやってあげなければ…」

「この子がいるから…」

 

この様に子供のことを考え過ぎて、

子供に依存してしまうのです。

 

まさに共依存状態になってしまいます。

 

これではいつまでも自分の人生を歩めません。

 

人間関係が悪化する

子供に過干渉にする姿は、

周囲にも自然と伝わってしまいます。

 

「あの人はやり過ぎではないか…」

「ちょっと話しかけにくいな…」

 

この様に思われれば距離を取られるでしょう。

 

また子供に過干渉になったことで、

夫婦関係がギクシャクするケースもあります。

 

夫婦関係、自分の親との関係、

友達、同僚、ご近所付き合いなど、

人間関係が悪化する可能性があるのです。

 

なぜ子供に過干渉をしてしまうのか?

 

それでは一体なぜ子供に過干渉になってしまうのか?

 

大きく2つの原因がありますので、

順番に解説していきます。

 

必要とされることで自分を満たそうとしている

子供に何かをしてあげることで、

自分を満たそうとしている人は意外と多いです。

 

「子供のためにやってあげる自分は価値がある」

 

心理学には承認欲求という言葉がありますが、

まさに子育てで承認欲求を満たしている状態です。

 

自分で自分を満たせておらず、

子供に過干渉に接することで自分を満たしているのです。

 

子育てでは母親という役割が与えられるので、

役割をこなすことで心を満たそうとするかもしれません。

 

自分の親に過干渉に育てられた

もし自分の親にも過干渉に育てられたら、

子供にも同じ様に接するかもしれません。

 

それが正しいと思い込み、

子供にも過干渉に接してしまうのです。

 

あるいは親にされて嫌だったのに、

自分もやってしまうことがあります。

 

本当は過干渉になりたくないのに、

つい何でもやり過ぎてしまうことで、

自分が嫌に感じるかもしれません。

 

子供に過干渉になる根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

子供に過干渉になってしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば過干渉になりません。

 

自分で自分を満たせているので、

子供を通して自分を満たそうともしませんし、

親にされたことをそのまま繰り返しません。

 

自信がないので子供にやり過ぎてしまい、

過干渉な言動を取ってしまうのです。

 

悩みはこの先も繰り返される

子供がどれだけ成長しても、

過干渉に接するのが変わることはありません。

 

それこそ物理的には自立した大人になっても、

子供の人生に干渉し続ける親もいるのです。

 

これでは子供も精神的に自立できず、

親も自分の人生を歩むことができません。

 

子供に過干渉になってしまうのは、

時間が解決してはくれないのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

まず自分が変わることに意識を向ける必要があります。

 

現状を好転する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

子供に過干渉に接することがなくなります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初に取り組むのは、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

子供に過干渉に接する人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考えることの9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

自分で自分を満たせなくなったり、

子育ての不安や恐れが増大するのも、

頭の中で考えている時です。

 

そして頭の中で考え過ぎてしまい、

気づけば子供に過干渉になってしまいます。

 

どんな気持ちでも大丈夫です。

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたい?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

子供に過干渉に接する人ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを考えています。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければならない」

「してあげる」

「して欲しい」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。

 

特に「してあげる」という言葉は、

干渉する時に出てきやすいです。

 

「あなたのためにしてあげる」と言いながら、

子供がそれを望んでいるかはわかりません。

 

「ありがた迷惑」

「恩着せがましい」

 

こうした言葉がありますが、

子供に過干渉になってしまう時ほど、

「してあげる」という言葉が浮かびやすいのです。

 

また「どうしたい?」ではなく、

「どうすればいい?」と考えがちなのも、

子供に過干渉に接する人の特徴です。

 

「どうすればいい?」と考えると、

答えを周りに求めてしまうので、

あれこれ子供に口を出してしまいます。

 

「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、

子供に過干渉にならないため不可欠なのです。

子供に過干渉に接してしまっても、

幸せな未来は待っていません。

 

人間関係がギクシャクしたり、

子供が精神的に自立できなかったりと、

どこかで必ず大きな壁に直面します。

 

子供に過干渉になる根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。