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感謝が足りないと言われたあなたへ|5つの原因と改善法

[最終更新日]2025/12/19

こんにちは、伊庭和高です。

 

「感謝が足りないと言われた」

この相談は定期的に寄せられます。

 

感謝が足りないと言われたことで、

落ち込んでしまう人もいるでしょう。

 

誰かから「もっと感謝してよ」「感謝が足りない」と言われると、

心にグサッと刺さるものがありますよね。

 

感謝をしていない自覚がなかったり、

感謝しているのにと首をかしげてしまう人もいるでしょう。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

感謝が足りないと言われる原因や改善策を紹介します。

 

感謝が足りないと言われたのはなぜ?

もちろん相手にも原因はありますが、

感謝が足りないと言われた原因は自分自身にもあります。

 

これから5つの理由を紹介しますが、

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

①感謝の気持ちを伝えていない

感謝の気持ちを心の中で抱いているだけでは、

相手には伝わりません。

 

普段から感謝を言葉にして伝えていないと、

感謝が足りない人だと思われてしまうことがあるのです。

 

②感謝の基準を上げている

「これくらいで感謝してはいけない」

「具体的な理由がないと感謝してはいけない」

 

この様に感謝の基準を上げてしまうと、

周囲に感謝を伝えることができません。

 

感謝の反対語は「当たり前」ですが、

感謝の基準が上がるほど当たり前の意識が強まります。

 

「これくらいできて当たり前だよね?」と思うので、

周囲への感謝が足りなくなるのです。

 

③指摘やダメ出しをしがち

「あれもできていない」

「ここは改善が必要だ」

 

この様に指摘やダメ出しをしがちな人は、

感謝が足りないと周囲に思われやすくなります。

 

たとえ感謝の気持ちを伝えていても、

それ以上に指摘やダメ出しの印象が強く残ってしまうのです。

 

④周りと自分を比較している

優劣や勝ち負けを気にしていると、

「感謝してはいけない」

「感謝を伝えたら負けだ」

「感謝したら下に見られる」

といった意識が生まれることがあります。

 

周りと自分を比べがちな人ほど、

無意識のうちに感謝をしてはいけないと思うケースがあります。

 

結果として感謝を周りに伝えなくなるので、

感謝が足りないと思われてしまいます。

 

⑤幼少期の親との関わりが影響している

親が感謝をしない人だと、

その影響を受けてしまうことがあります。

 

私たちが一番最初に接するのが親です。

 

生まれてから毎日の様に一緒にいるので、

親の影響を良くも悪くも受けてしまうのです。

 

そして親と関わる中で受けた影響が、

その後の人間関係に及んでしまいます。

 

親が感謝をしなかったり、

指摘やダメ出しをしがちだった場合、

子供も感謝ができなくなる傾向があります。

 

現状を放置するとどうなるのか?

感謝が足りないと言われた現状は、

放置しても良いことはありません。

 

信頼関係が崩れかけている状態ですし、

周りにも良い印象を与えられていません。

 

チャンスを逃してしまったり、

人間関係の悪化にもつながるでしょう。

 

何より感謝できない人だと思われれば、

周りも距離を置くでしょう。

 

自信のなさが背景にあります

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

感謝が足りなくなるのも自信のなさが原因です。

 

自信があれば素直に感謝の気持ちを伝えられます。

 

先ほど紹介した5つの原因も、

自信のなさが背景にあります。

 

たとえば自信がないと基準を上げてしまい、

無意識に当たり前という思いが出てきます。

 

周りと自分を比較してしまうのも、

自分に自信がないからです。

 

ただし感謝が足りない状況は、

自分次第で今から変えられます。

 

感謝の気持ちを言える様になれば、

周囲との関係もより良いものになります。

 

仕事でもプライベートでも、

感謝できる様になるほど状況は好転します。

 

感謝が足りない状況を抜け出す方法

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する改善法を解説します。

 

2つの方法を実践することで、

感謝が足りない状況を抜け出せる様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

感謝が足りない人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど感謝が浮かばなくなります。

 

できていない点やダメ出しが浮かんだり、

周りと自分を比較して苦しくなります。

 

先ほど紹介した5つの原因も、

頭の中で考えている時に起こりやすいです。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩なのです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

感謝が足りない人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

相手と自分を比較してしまったり、

できない点に意識が向きやすくなります。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になってしまうのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を改善するために不可欠です。

 

自分がしたいことへ意識を向けると、

周りと自分を比べることもなくなり、

自分軸を持って行動できる様になります。

 

自分がしたいことを選択するほど、

感謝したい時に自然と伝えられますし、

感謝をすることに余計な心理的ブロックもなくなります。

 

感謝が足りないと言われたのは、

現状を変えるキッカケです。

 

感謝できる自分に変わるほど、

周囲との関係がより良くなりますし、

余計な問題の発生を防げます。

 

感謝されて嫌な気分になる人は、

基本的に一人もいません。

 

感謝はより良い関係を築く秘訣なのです。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。