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自己犠牲をやめたい!原因と心理背景と解決策を徹底解説

[最終更新日]2023/01/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

今日は自己犠牲の心理背景について、

ぬいぐるみ心理学の視点からお伝えします。

 

また同時に5000名以上のお客様の中から、

自己犠牲を続けて来たものの、

自分と向き合いながら行動したことで

変化が生まれたお客様の声も紹介します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

自己犠牲の心理

人間関係のあるゆる場面において、

自分の想いを犠牲にしてでも

相手との関係を上手くいかせる。

 

そんな経験はありますか?

 

一時的には上手くいっても、

心の中ではモヤモヤした感情が残り…

 

「なんで自分を抑えているのか?」

「本当は自分はどうしたいのか?」

 

自分で自分のことが分からなくなって来ます。

 

自己犠牲してしまう人の心理的特徴

仕事でも、プライベートでも、

自己犠牲をしてしまう人にはどの様な特徴があるのか?

 

これから解説する特徴に1つでも当てはまっていれば、

自己犠牲が癖になっている可能性が高いです。

 

完璧主義

何でも完璧にやろうとするほど、

自分の気持ちを犠牲にしてしまいます。

 

対人関係の自己犠牲はもちろん、

自分で自分の気持ちを犠牲にして行動してしまうこともあります。

 

完璧主義と自己犠牲とは、

実は密接に関係しているのです。

 

遠慮がち

遠慮がちに振る舞ってしまう人は、

無意識の内に自己犠牲をしてします。

 

本人に自覚がないかもしれませんが、

周りから見ると自分を犠牲にしすぎている様に見えるのです。

 

周りの目が気になる

「これを言ったらどう思われるのか…」

「否定されたらどうしよう…」

 

この様に周りの目を気にして行動していると、

自分の気持ちを抑えて行動する様になります。

 

相手の意見に同調することも増えてきますが、

自分の気持ちを押し込めてしまうので、

自己犠牲に苦しんでしまうのです。

 

言われたことを頑張れる

親や友達や恋人や上司など、

誰かに言われたことをそつなくこなせる人は、

気づかぬ内に自分の気持ちを犠牲にしています。

 

周りからは評価されるかもしれませんが、

自分の気持ちを犠牲にしてでも周りを優先するので、

どこかで我慢の限界に達してしまいます。

 

「何のために生きているのだろう…」と、

虚しさを突如して感じることも出てきます。

 

寂しがり屋

寂しさに悩んでいる人も、

実は自己犠牲をしやすいのです。

 

寂しさに耐えきれず、

寂しさを埋めるために行動してしまうことがあります。

 

相手にとって都合の良い自分を演じたり、

相手に好かれるために行動したりと、

寂しさを埋めるために自分の気持ちを犠牲にしてしまいます。

 

一時的に寂しさは埋められるものの、

自分を犠牲にしているので虚しさを感じる様になります。

 

ちなみに自分が寂しがり屋かどうかは、

こちらの記事で12個の質問(2択)に答えるだけで診断できます。

 

なぜ自己犠牲をしてしまうのか?

私はぬいぐるみ心理学において、

「すべての悩みの原因は自信のなさ」だとお伝えしています。

 

自己犠牲をしてしまう原因も、

「自信のなさ」が根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自分に自信がないからこそ、

自分を犠牲にしてしまうのです。

 

相手や環境に合わせたり、

無理にでも尽くそうとしたり、

自己犠牲を続けてしまうのです。

それに自己犠牲的な振る舞いをしていれば、

一時的にですが自分にメリットもあります。

 

自分の気持ちを抑えて周りに合わせれば、

周りから嫌われることはありません。

それに周りから評価されるかもしれません。

 

一時的なメリットを感じるという理由で、

自己犠牲をやめたくてもやめられない

状況が続いてしまうことがあります。

ですが自己犠牲を続けていても、

長い目で見ればデメリットしかありません。

 

自己犠牲の自分を評価されても、

「本当の自分はこうじゃないのに…」

モヤモヤした感情を抱きます。

 

一方で自己犠牲の自分を否定されれば、

「自分の気持ちを抑えているのに」と

周りに責任を押し付けてしまいます。

 

自己犠牲を続けていたとして、

どんな結末になっても幸せを感じられないのです。

「自分で自分を大切にする」

「ありのままの自分で生きる」

「自信を持って毎日を過ごす」

 

例えばこうした状態も、

自己犠牲を続けてしまうと実現できないのです。

 

自己犠牲は性格なのか?

「自己犠牲は自分の性格なのでは…」

 

この様な疑問を抱く方もいますが、

決して自己犠牲は性格ではなく、

自信のなさがそうさせているだけなのです。

ただし補足をすると、

自信のなさは誰にでもあります。

 

一見ポジティブそうに見えたり、

明るく元気な人であっても、

自信のなさを心の奥では抱えています。

 

「すべての悩みの原因は自信のなさ」であり、

自己犠牲をしてしまうのも自信のなさが原因です。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

あなたの自己犠牲度を診断する心理テストを作成しました

 

二択の質問に答えるだけで、

自己犠牲をしているレベルがわかるので、

こちらも是非やってみてください。

 

自己犠牲をしたい人はいない

自信のなさが原因で

自己犠牲的な振る舞いをしてしまうので、

自己犠牲をしたいと思っている人はいません。

 

周りの反応を気にしながら、

「自己犠牲をした方が良い」と思ったり、

「自己犠牲しなければ」と思ったり、

「したい」ではない言葉が語尾に来ますよね。

そもそも「犠牲」(ぎせい)という言葉について

その意味を辞書で調べてみると、

「犠牲(いけにえ)」という意味が出て来ます。

 

自分を犠牲にするということは、

自分自身を犠牲(いけにえ)に差し出す様なもの。

 

自ら望んで犠牲(いけにえ)になりたい人は、

少なくとも現代ではほぼいません。

ここまでの話を踏まえると、

「自己犠牲は性格ではない」ということが、

より明確に見えて来ますね。

 

あくまで自分の中の自信のなさが原因で、

自己犠牲的な振る舞いを取ってしまうならば、

自信のなさと向き合い行動することで、

自己犠牲をやめることができる様になります。

 

自己犠牲をしない方法

「自己犠牲は苦しい」

「自己犠牲をやめたい」

「自己犠牲を治したい」

 

こうした想いを抱いている方に対して、

私はまず「声に出すこと」を勧めています。

 

自分が感じていることを、

そのまま声に出すこと。

これが重要です。

 

「声に出すだけで良いの!?」と

もしかしたら驚かれたかもしれません。

 

ですが自己犠牲を続けてしまう方は、

ほぼ間違いなく自分の気持ちを声に出せていません。

 

不安や怒り、悲しみや寂しさ等の感情や、

周りを気にしてしまう気持ちを、

声に出さず頭の中だけでとどめています。

私達の脳は実際に声に出すと、

物事を事実として認識します。

 

頭の中だけで考えている状態は、

空想や妄想の様な状態だと言えます。

 

事実として認識できていないので、

自分で自分の気持ちに気づけないのです。

 

独り言で構いません。

どんな言葉でも良いので、

感じていることを声に出してください。

それに頭の中だけでとどめれば、

次第に不安や怖れが何倍にも増幅して、

気づけば取り返しがつかなくなります。

 

相手に意見が言えなかっただけなのに、

その気持ちを声に出さないままでいると、

「私は生きてる価値のでは?」といった

全く関係ない不安まで出て来るのです。

 

感じたことは自分で声に出すこと。

これが最初のステップです。

そして声に出し切ったら、

「自分はどうしたいのか?」と

自分で問いかけてください。

 

大事なのは自分がどうしたいのか。

 

自分の気持ちを犠牲にせず、

まずは自分がどうしたいのかに気づくこと。

 

自己犠牲をすることに慣れてしまうと、

「どうしたいのか?」という問いかけを

日常でしていなかったことに気づきます。

 

自己犠牲をしているということは、

自己犠牲をする対象(人や会社など)

の存在を前提としています。

 

「周りではなく、まず自分に意識を向ける」

 

自己犠牲な自分をやめたいと感じるなら、

特にポイントになって来ます。

 

お客様の事例を紹介します

さて、ここからは実際に

自己犠牲について悩んでいた

過去のお客様のエピソードを紹介します。

 

福岡県在住の廣田さん(女性・仮名)は、

周りを気にして自分の気持ちを抑えながら、

自分を犠牲にして日々を過ごしていました。

 

「もはや自己犠牲は性格なのでは?」

「変えることはできないのでは?」

 

廣田さんはこの様に悩みながら、

私に対して想いを伝えて下さりました。

 

「周りに合わせなければならない」

「尽くさなければならない」

 

実際に廣田さんとお会いする中で

こうした言葉は何度も出て来ました。

自己犠牲をしたいのではなく、

しなければと思い込んでいる。

 

そんな自分が嫌になって、

そして毎日が息苦しくなって、

自分の人生を生きれていない。

 

そんな感覚を抱いていました。

そして廣田さんとお会いしたのは、

ちょうど失恋されたタイミング。

 

彼氏に尽くして来たけれども、

「あなたの本心がわからない」と言われ、

彼から別れを切り出されたとのこと。

 

「彼に嫌われない様に」と思いながらも、

どこか彼の顔色を見て関わる毎日。

 

自分の意見を抑えて付き合っていたものの、

最終的には別れてしまい、

結果として彼から嫌われてしまいました。

仕事でも恋愛でも自己犠牲を繰り返し、

心身ともに疲れてしまった。

 

「こんな自分を変えたい!」

「自己犠牲をする自分を治したい!」

 

こうした想いを抱く廣田さんに対して、

私も先ほど紹介した方法をお伝えしました。

 

ぬいぐるみに対して声に出す

また廣田さんには意識して

ぬいぐるみと関わってもらいました。

 

ぬいぐるみは単なる物ではなく、

魂を持った存在として扱われて来たこと。

これは歴史的に証明されています。

 

ぬいぐるみは私達に対して

意見も批判も言いません。

 

「完全に自分の思い通りになる存在」

それがぬいぐるみなのです。

ぬいぐるみの好き嫌いに限らず、

私達はぬいぐるみに本心を

さらけ出しています。

 

人には言えない悩みや

本当はどうしたいのかという気持ち。

 

これらを無意識の内に

ぬいぐるみへさらけ出しているのです。

自己犠牲を習慣化させて来た廣田さんは、

自分で自分の気持ちがわからなくなっていました。

 

そこでまずはぬいぐるみを通して、

自分の気持ちに気づいてもらうこと。

これを実践してもらいました。

 

ぬいぐるみに自己犠牲的な振る舞いをする…

なんてことはあり得ませんからね。

 

とはいえ廣田さんは私と会うまで

ぬいぐるみに興味がなかったとのこと。

 

私と会ってからぬいぐるみを探し、

雑貨屋さんで猫のぬいぐるみを買いました。

 

廣田さんに起こった変化

私と何度かお会いする中で、

廣田さんにどんな変化が起こったのか。

 

廣田さんの声を紹介します。

 

=====ここから=====

 

正直最初の頃は、

自分がどうしたいのかもわかりませんでした。

 

だからこそ周りの反応を気にして

自分の気持ちを抑え込む方が楽でした。

 

ですが意識して声に出していくと、

自分がどうしたいのかが出て来ました。

 

「どうしたいのかがわからない」

これは完全に私の思い込みでした。

 

確かに自分の気持ちに気づいてしまうと、

周りから否定されたり傷つく恐れがありました。

 

だから周りに合わせて自己犠牲をし、

その場しのぎを繰り返して来たのだと思います。

今では仕事でもプライベートでも、

モヤモヤした時は自分で声に出しながら

自分の気持ちに気づく様に意識しています。

 

モヤモヤした気持ちを引きずることもなく、

穏やかな気持ちで毎日を過ごせています。

 

また同時に「私はこうしたい」

周りに伝えられる様にもなりましたし、

周りは想像以上に私の気持ちを受け入れてくれました。

 

「自分の気持ちは受け入れられない」

これも私が勝手に作り出した思い込みでした。

 

それこそ伊庭さんがおっしゃるとおり、

私の自信のなさが背景にありました。

恋愛面でも自分の気持ちを伝えることを意識し、

現在の彼とは良い関係を築けていると思います。

 

もちろんケンカする時もありますが、

お互いに本音を伝え合えているので、

変に隠し事をしない安心感があります。

そして猫のぬいぐるみも、

今ではなくてはならない存在です。

 

最初は正直関わるのに抵抗がありましたが、

枕元に置いてみたり持ち歩いたりするだけでも、

十分すぎる程の効果を実感しました。

 

モヤモヤを抱えてパンクしそうになった時も、

ぬいぐるみをしばらく見つめただけで

気持ちが落ち着いたこともありました。

 

自己犠牲を続けていた毎日を手放し、

自分らしく過ごせていると実感します。

 

=====ここまで=====

 

自己犠牲はやめられる

「自分で自分を犠牲にし続けたい」

 

この様に思っている人は

おそらくいないでしょう。

 

自己犠牲の背景には自信のなさがあります。

 

自信のなさと向き合うことで、

自己犠牲を手放すことはできます。

 

現状は一切関係ありません。

大事なのは変わると決めること。

自己犠牲をやめると決めることです。

そして自己犠牲を手放し、

本当に望む毎日を実現したい場合は、

まずは無料メール講座で学び、

日常生活で実践してください。

 

本日も最後まで読んで下さり、

ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。