22Jul
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
最近はそこまで珍しい光景ではなくなりましたが、
職場にぬいぐるみを持ち込む人を見て、
「どうしてだろう…?」と疑問を抱く人は少なくありません。
本来、ぬいぐるみは大人用のものですので、
決しておかしなことではありませんが、
それでも職場のデスクにぬいぐるみを飾っていると、
何だか変な目で見てしまう人もいるでしょう。
私はぬいぐるみ心理学を提供していますが、
大事なのはぬいぐるみを持ち込む心理背景です。
これを理解することで、上記の人と上手く付き合っていけるばかりか、
逆に相手に好感を持ってもらうこともできます。
また、職場にぬいぐるみを持って来ることに悩んでいる人であれば、
今回の記事を読むことで原因を突き止めることができます。
職場にぬいぐるみを持ち込むのには、
必ず背景があるのです。
職場では素の自分をさらけ出せない??
こうした声はよく耳にしますし、
決して間違っていないですし否定する気もありません。
ただ、職場の人に素の自分をさらけ出せず、
自分を抑えて苦しんでいる人もいます。
ところが、無料講座でも解説していますが、
人間はぬいぐるみにほぼ100%素の自分をさらけ出します。
ぬいぐるみは否定もしなければ意見も言わない。
まさに「理想の存在」なのです。
仕事を簡単に辞められたら良いものの、
食べていくためにはそうはいかないでしょう。
そうした中で人間関係のストレスを抱えてしまう人もいれば、
職場にぬいぐるみを持ち込むことで解決する人もいます。
ぬいぐるみに囲まれることで、
職場であっても自分の居心地が良い空間を作り出しています。
その結果、ストレスを軽減しているのです。
特にクマのぬいぐるみを持ち込んでいる人は、
この傾向が特に強い可能性がありますね。
ただし、これは決して問題の根本が解決したわけではありません。
ぬいぐるみに素の自分を出せても、
職場の人に素の自分を出せているわけではないからです。
実際、お客さんの話を聞く中でも、
ぬいぐるみに囲まれて幸せだけれども、
結局は人間関係の問題から目を背けていただけだった
という話も出てきます。
ぬいぐるみを職場に持ち込む人は、
職場内の人間関係でストレスを抱えている可能性がある。
これは知っておいて欲しいですね。
ただし、全部が全部これに当てはまるわけではありません。
なかには単にぬいぐるみ好きで、
デスクに飾っている様な人もいます。
あるいはバッグにつけておく程度であり、
ぬいぐるみを持ち込んでいるとまでいかないケースもあります。
一概に決めつけるのではなく、
ケースバイケースで見ていくことをオススメします。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。