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ピーターパン症候群か7つの特徴でチェック!どんな症状?

[最終更新日]2024/09/10

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回はピーターパン症候群を取り上げます。

 

「年齢的には大人だけれども、精神的に大人になれないこと」

 

これがピーターパン症候群で、

1983年にアメリカの心理学者、

ダン・カイリーが提唱しました。

 

主に男性を対象にした状態ですが、

「誰でも持っている問題の一種」とされているので、

女性にも当てはまると考えられます。

 

「自分はピーターパン症候群かもしれない」

「どうすれば克服できるのか?」

 

こうした声が届くこともあります。

 

そこで今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

ピーターパン症候群かどうかチェックしたいと思います。

 

ピーターパン症候群の特徴をチェック!

 

ピーターパン症候群の人には、

7つの特徴があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

早速チェックしていきましょう。

 

責任逃れをしてしまう

精神的に大人になりきれていないので、

つい責任逃れをしがちです。

 

仕事でもプライベートでも、

自分は悪くないと開き直ったり、

誰かのせいにしてしまうのです。

 

心理学では他責思考と言いますが、

ピーターパン症候群だと他責思考になりやすいのです。

 

次第に周りの信頼を失ったりと、

良いことは何もありません。

 

依存心が強い

誰かや何かに依存しがちなのも、

ピーターパン症候群の人の特徴です。

 

自分では決断できず、

誰かに決めてもらおうとすることもあります。

 

精神的に大人になりきれていないので、

依存心に振り回されやすいのです。

 

甘えん坊(寂しがり屋)

ピーターパン症候群の人ほど、

甘えたい欲求があります。

 

精神的に大人になりきれていないので、

親や友達や恋人など、

誰か甘える対象を求めているのです。

 

ただし裏を返せば、

寂しがり屋とも言えます。

 

定期的に寂しさに襲われ、

誰かに満たしてもらおうと考えているのです。

 

周りの目を気にしている

「変に思われたらどうしよう…」

「あの人の方がすごいのでは…」

「怒られない様にしないと…」

 

ピーターパン症候群の人は、

この様に周りの目を気にしています。

 

劣等感を抱いたりと、

人と自分を比べる特性があるのです。

 

あるいは周りと自分を比べつつ、

「自分には関係ない」と突っぱねることもあります。

 

周りの目は気にしつつも、

それを認めようとしないのです。

 

相手をコントロールしようとしている

ピーターパン症候群の人ほど、

自分の思い通りにならないと気が済みません。

 

「して欲しい」

「してもらいたい」

こうした言葉が浮かびやすいのです。

 

相手をコントロールしようとし、

束縛したり無理な要求を突きつけることもあります。

 

時に子供っぽさを感じるのも、

ピーターパン症候群の特徴なのです。

 

プライドが高い

何かにつけてプライドが高く、

素直になれないことがあるのも、

ピーターパン症候群の特徴です。

 

変に意地を張ってしまったり、

周りの注目を集めようとして、

プライドが高い振る舞いをしてしまうのです。

 

つい相手に強く当たってしまったり、

素直に振る舞えないことも出てくるので、

どこかで必ず壁に直面してしまいます。

 

親の言う通りに生きてきた

良い子を演じたり、

親のレールに沿って生きているのも、

ピーターパン症候群の特徴です。

 

精神的に大人になりきれていないので、

親の顔色をうかがって生きているのです。

 

何かあれば親のせいにしたり、

親に決断をゆだねてしまうこともあります。

 

ここまで紹介した6つの特徴も、

親の前で顕著に出てしまうことがあります。

 

ピーターパン症候群の原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

ピーターパン症候群なのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればピーターパン症候群にはなりません。

 

精神的に自立した状態で行動できるのです。

 

一方で自信が持てていないから、

精神的に大人になりきれていないのです。

 

先ほど紹介した7つの特徴も、

自信のなさが背景にあります。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

悩みは形を変えて繰り返される

職場を変えたり、

付き合う相手を変えたりと、

環境を変えれば気持ちも楽になるでしょう。

 

ですが周りを変えても自分が変わらないと、

新たな環境でも同じ課題に直面します。

 

ピーターパン症候群は環境を変えても、

再び繰り返されてしまうのです。

 

その意味で、時間が解決してくれることはありません。

 

ピーターパン症候群は今から克服できる

とはいえ冷静に考えてみれば、

生まれた時からピーターパン症候群の人はいません。

 

ピーターパン症候群は生まれ持った性格ではなく、

成長する中で好転的に身についたものです。

 

だからこそ誰でも今から、

ピーターパン症候群を克服できるのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

ピーターパン症候群を克服するために、

行動へと移していく必要があります。

 

ピーターパン症候群の克服法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

ピーターパン症候群は克服できます。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

ピーターパン症候群の人ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大すると言われています。

 

先ほど紹介した7つの特徴も、

頭の中で考えている時に出てきやすいです。

 

どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。

これが現状を変えるポイントです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することは、

自分の気持ちを受け止める上で効果的です。

 

自分を主語にして問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

ピーターパン症候群の人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

「しなければ」

「した方がいい」

「するべきだ」

 

たとえばこの様に、

自分がどうしたいかを問いかけていません。

 

自分を主語にせず、

自分以外の誰かのことを考えているのです。

 

「して欲しい」

「してもらいたい」

 

これらも自分を主語にせず、

相手に求めている状態です。

 

また「どうしたい?」ではなく、

「どうすればいい?」と考えがちになるのも、

ピーターパン症候群の特徴です。

 

「私はどうすればいいの?」という様に、

答えを誰かに求め続けてしまうので、

精神的に自立できないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

ピーターパン症候群を克服するために不可欠です。

 

お客様のエピソードを紹介します

 

ここからはお客様のエピソードを紹介します。

 

東京都在住の和田さん(男性・仮名)は、

自身の悩みについて調べる中で、

ピーターパン症候群では?と突き止めました。

 

悩みを解決したいとさらに調べるうちに、

私のことを知りました。

===ここから===

 

思い通りにならないとイライラしたり、

周りに依存的な関わりをすることがあり、

調べる中でピーターパン症候群という言葉を知りました。

 

「ピーターパン症候群の原因は自信のなさ」

 

伊庭さんの言葉を聞いて、

まさに自分のことだと思いました。

 

自信がないから精神的に自立できず、

周りの反応や評価を気にしたり、

必要以上に周りに求め過ぎていたと思います。

 

「ピーターパン症候群は今から克服できる」

 

伊庭さんの言葉を聞き、

現状を今から変えたいと強く思いました。

 

「ピーターパン症候群だから仕方ないよね」と、

変に安心することはしたくなかったですし、

日々悩む状況を変えたいと思いました。

 

===ここまで===

 

和田さんに起こった変化

 

私は和田さんのお話を聞きながら、

先ほど紹介した2つの方法をお伝えしました。

 

また和田さんの現状を踏まえ、

個別に意識するポイントをお伝えしました。

 

ぬいぐるみ心理学を実践し始め数週間で、

和田さんは手ごたえを感じました。

===ここから===

 

自分で自分の気持ちを声に出すことは、

今まで全くできていませんでした。

 

何かあると頭の中で考え続け、

ネガティブ思考が増大していました。

 

「声に出して自分の気持ちを受け止める」

このワンクッションをはさむだけで、

すぐ冷静になれることに気づきました。

 

周りにイライラして当たってしまったり、

求め過ぎたり自己嫌悪に陥ることもなくなりました。

 

過度なストレスを抱く前に、

自分で適切に対処できる様になったと思います。

 

そして自分を主語に問いかけると、

いつまでも悩む状況から早く抜け出せました。

 

「どうしたい?」と問いかけることで、

主体的に行動できる様になりましたし、

誰かに依存的な関わりをすることもなくなりました。

 

思えば悩んでいた時の私は、

「して欲しい」「してもらいたい」ばかりでした。

 

あるいは周りの顔色をうかがい、

他人軸になっていました。

 

「どうしたい?」を習慣化したことで、

自分軸で行動できる実感が持てているのも嬉しいです。

 

===ここまで===

ピーターパン症候群のままでは

幸せな未来は待っていません。

 

人間関係の悩みを抱き、

生きづらさも感じてしまいます。

 

根本原因の自信のなさに向き合い、

2つの方法を実践することで、

ピーターパン症候群を克服しましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。