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中学生の男子がぬいぐるみを持っているのは変なのか?

[最終更新日]2020/11/09

 

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

 

子供が生まれたばかりの頃やまだ幼い頃であれば、

男女に関係なくぬいぐるみを与えている。

 

そんな話をよく耳にします。

 

実際、男の子がぬいぐるみを持ち歩いている光景は、

年齢が下がるほど、よく見かけます。

 

 

ですが大きくなるにつれて、

「男の子がぬいぐるみを持つのは幼い」

といった固定観念が生まれていきます。

 

 

女の子であればぬいぐるみやお人形遊びはもちろん、

成人してからも関わりが認められる雰囲気です。

 

一方で男の子は、それこそ小学校に上がってしまうと、

急にぬいぐるみを持っていることが幼いと感じてしまう、

そんな雰囲気があります。

 

 

今回のタイトルにある様に、

中学生がぬいぐるみを持っていることも、

幼さが残っていると感じる人はいるでしょう。

 

 

この記事を読んでいるあなたが保護者かもしれませんし、

中学生の男子本人かもしれません。

 

私はぬいぐるみ心理学を提供する中で、

様々なぬいぐるみに関する事例を見てきました。

今回は、中学生の男子がぬいぐるみを持つことに対して、

ぬいぐるみ心理学の視点から解説します。

 

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「ぬいぐるみ」と聞くと、

子供の様なイメージを持つでしょうが、

かつてはぬいぐるみは大人用のものでした。

それこそ以前の記事で紹介した様に、

ぬいぐるみの世界的普及に尽力したのは大人の男性でした。

 

 

 

つまり、ぬいぐるみを男性が持つことについては、

何も変なことはないんですよね。

 

 

 

また、たまたまその人がぬいぐるみを持っているだけで、

他の人もぬいぐるみに変わる何かを持っています。

 

ある人にとってはアイドルのグッズだったり、

ある人にとってはカードゲームだったり、

たまたまそれが、ぬいぐるみだっただけです。

 

 

別にぬいぐるみを持っているからといって、

子供っぽいわけでも何でもありません。

 

 

むしろ、ぬいぐるみがついたストラップについては、

男子であっても積極的にカバンにつけています。

 

 

友達や彼女とおそろいの場合もあれば、

単に自分が気に入っているだけ、という場合もあります。

 

最後に

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一番やってはいけないことが、

親が子供のぬいぐるみを強引に取り上げることです。

 

人はぬいぐるみに理想の存在を重ね合わせることは、

臨床心理学で既に証明されています。

 

 

理想の存在を突然引き離されたら…

当然、大きなショックが生まれます。

 

 

過去には、子供時代にぬいぐるみを親に捨てられたことで、

人間関係にトラウマが残ってしまった人もいました。

 

それほど、ぬいぐるみへの扱いは、

注意を払わなければいけないものなんです。

 

 

 

中学生の男子であっても、ぬいぐるみを持つことは普通である。

親も、ただそれを温かく見守る。

 

これこそが、一番大事になってきます。

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。