12Sep
[最終更新日]2024/08/16
こんにちは、伊庭和高です。
仕事でもプライベートでも、
勝ち負けにこだわる人はいます。
「あの人に負けない様に…」
「勝ち続けないと…」
勝ち負け思考とも言いますが、
勝ち負けにとらわれ続けるのは苦しいです。
人間関係がギクシャクしたり、
気を張りすぎて疲れてしまいます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
勝ち負けにこだわる心理背景を解説します。
その上で現状を好転する方法を、
独自の切り口でお伝えします。
目次
なぜ勝ち負けにこだわるのか?
勝ち負けにこだわってしまうのは、
2つの心理背景があります。
いずれか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまることもあります。
相手と自分を比べている
「あの人に負けない様に…」
「この集団で勝たないとだめだ…」
この様に相手と自分を比べがちな人ほど、
勝ち負けを気にしてしまします。
優劣をつけたりする人ほど、
勝ち負けに必要以上にこだわるのです。
ですがこの状況では、
相手の存在があった勝ち負けが決まります。
勝ち・負けいずれにしても、
相手との比較を続けるので疲れてしまいます。
一時的な結果は出ても、
常に周りと比べ続けることになり、
終わりのない勝負をしてしまうのです。
認められたい
「評価されたい」
「褒められたい」
「愛されたい」
この様に周りに認められたい人ほど、
勝ち負けにこだわる傾向があります。
心理学では承認欲求という言葉がありますが、
勝ち負けにこだわることで承認欲求を満たしているのです。
ですが裏を返せば周りからの承認で、
自分の心を満たしている状態です。
自分で自分を満たすことができず、
周りからの承認に依存している状態なので、
心の中は不安定なのです。
勝ち負けにこだわる根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
勝ち負けにこわだってしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
実は自信がないことで、
勝ち負け思考が出てくるのです。
自信があれば勝ち負けに執着せず、
自分の気持ちに素直に行動できます。
勝っても負けても関係なく、
自分が思い描く行動を選択できます。
また自信のある人ほど、
相手との勝負をしません。
自分自身の勝負をすることはあっても、
相手と比較して勝ち負けをつけようとしないのです。
勝ち負けにこだわり続けるとどうなるのか?
勝ち負けにこだわり続けると、
常に相手と自分を比べ続けて疲れてしまいます。
また挑発的な言動を取ったり、
相手との関係がギクシャクすることもあります。
余計なプライドが高くなり、
信頼関係を築けないこともあるのです。
勝ち負けにこだわり続けても、
生きづらさを抱えてしまいます。
悩みは形を変えて繰り返される
勝ち負けにこだわり悩む状況は、
時間が解決してはくれません。
転職や異動、引越しや付き合う相手を変えても、
勝ち負けにとらわれる状況は繰り返されます。
相手を変えても自分が変わらなければ、
同じ課題に直面するのです。
自信のなさと向き合い、
勝ち負け思考を手放すことが、
本当に望む人生を送る上でも重要なのです。
勝ち負け思考を手放す方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
勝ち負け思考を手放す方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状を好転させることができます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
勝ち負けにこだわってしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど、
周りと自分を比べたり、
周りから認められたいと考えてしまいます。
つまり勝ち負け思考は、
頭の中で考えている時に強まるのです。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
声に出せば出すほど、
勝ち負けにとらわれず生きれる様になります。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
自分で気持ちを声に出す上でも効果的です。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
勝ち負け思考になってしまう時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に周りのことを考えているので、
自分を主語にして問いかけていないのです。
「した方がいい」
「しなければいけない」
「するべきだ」
たとえばこれらの言葉が浮かんだ時は、
周りを気にしている状態です。
「周りから認められたい」というのも、
自分がしたいことではなく相手にして欲しいことです。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分を主語に行動することは、
勝ち負け思考を手放すために不可欠です。
お客様のエピソードを紹介します
ここからはお客様のエピソードを紹介します。
滋賀県在住の半田さん(女性・仮名)は、
勝ち負けにとらわれ悩んでいる中で、
私のことを知りました。
===ここから===
仕事や恋愛や友達との関係で、
勝ち負けにとらわれている様に思います。
「負けない様に」
「なぜ自分の方が評価されないのか」
「なめられない様にしないと」
相手と自分を比べ続けたり、
認められたい気持ちが強くて、
常に勝ち負けや優劣を気にしていました。
相手と気まずい関係になったり、
変に意地になって疲れたり、
良いことはなかったです。
伊庭さんがおっしゃる通り、
私の自信のなさが原因で、
勝ち負けにこわだっているのだと思います。
「もう勝ち負けにこだわるのをやめたい」
「自分らしく穏やかに生きていきたい」
伊庭さんと話をする中で強く感じました。
===ここまで===
半田さんに起こった変化
私は半田さんのお話を聞きながら、
先ほど紹介した2つの方法をお伝えしました。
また半田さんの現状を踏まえ、
個別に意識するポイントをお伝えしました。
ぬいぐるみ心理学を実践し始め数週間で、
半田さんは手ごたえを感じました。
===ここから===
勝ち負けを気にしている時は、
伊庭さんのおっしゃる様に頭の中でした。
頭の中で考え始めた時に、
意識して気持ちを声に出す様にしました。
すると早く気持ちが落ち着き、
勝ち負けや優劣を気にすることがなくなりました。
相手と自分を比べていることや、
周りに認められたいと思う気持ちを、
冷静に受け止められる様になったのです。
その上で自分がどうしたいのかを問いかけ、
自分がしたいことを明確にしました。
勝ち負けにこだわっている時は、
周りのことを先に考えていたので、
自分を主語に問いかけるのを意識しました。
すると周りと比べることもなくなり、
周りに認めて欲しい気持ちもなくなりました。
自分で自分を認められる様になり、
仕事も私生活も良い状態で過ごせています。
===ここまで===
仕事でもプライベートでも、
勝ち負けにこだわるほど悩みは尽きません。
物事が上手く進まなかったり、
人間関係でトラブルに直面するのです。
勝ち負けにこだわる根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
現状は今から変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。