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世話焼きとおせっかいの違い【心理背景を徹底解説!】

[最終更新日]2021/12/29

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回取り上げるテーマは、

以前お客様から質問があった内容です。

 

「世話焼きとお節介の違いって何ですか?」

 

似た様な言葉だからこそ、

違いが何なのかわからなくなることもあります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

世話焼きとお節介について詳しく解説します。

 

世話焼きとお節介の違い

「好んで人の世話をすること」

「必要以上に人の面倒をみること。お節介」

 

これが世話焼きの辞書的な意味です。

 

実は世話焼きの意味の中には、

お節介も含まれていたのです。

 

世話焼きとお節介に違いはなく、

どちらも本質的に同じ意味だと言えます。

 

ちなみに「好んで人の世話をすること」も、

相手からすれば迷惑がられることはあります。

 

「あれもやってあげる」

「これもやってあげる」

 

この様に「してあげる」という言葉が浮かんだら要注意。

 

後で詳しく解説しますが、

自分がしたいことではなく、

相手にしてあげることで自分を満たそうとしています。

 

「私は好きで世話を焼いているんだ!」

 

この様に思っている人の中にも、

一定以上はお節介な人がいるのです。

「出しゃばって世話を焼くこと」

「不必要に相手のことに立ち入ること」

 

そしてこれがお節介の辞書的な意味です。

 

相手が求めていなかったり、

押し付けになってしまうのが、

お節介の特徴です。

 

望まない関わりをしてしまうのが、

お節介の特徴だと言えます。

 

お節介を焼き続けていれば、

人間関係のトラブルも生まれやすいのです。

 

結局は世話焼きもお節介も、

あまり良い未来は訪れないと言えます。

 

世話焼きもお節介も「自己満?」

望んでいないのにあれこれやっても、

相手は決して喜びません。

 

ありがた迷惑という言葉もある様に、

むしろ関係が悪化してしまうこともあるのです。

 

さらに言えば世話焼きやお節介で、

自分の心を満たしている人もいるのです。

 

「人のためにしてあげる自分は偉い」

「誰かのやめに役立っているのは幸せ」

 

自分で自分を満たす手段として、

誰かに世話を焼いたりお節介をしてしまうこともあるのです。

 

心理学には承認欲求という言葉があり、

私は承認欲求を2種類に分けています。

 

自分で自分を満たすのが自己承認。

誰かに満たしてもらうのが他者承認。

 

世話焼きやお節介は、

他者承認を満たしている状態です。

 

少しキツい言葉を使うなら、

自分を満たすために、

誰かを利用しているとも言えるのです。

 

世話焼きやお節介の原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

世話焼きやお節介についても、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば必要以上に相手のことに立ち入りません。

 

自信が持てないからこそ、

必要以上に相手のことに介入してしまいます。

 

相手の世話焼きやお節介を通して、

自分を満たそうとしてしまうのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

「世話焼きはやめたい!」

「お節介をやめたい!」

 

こうした声は私のもとにも多く届いています。

 

自信のなさと向き合い、

世話焼きやお節介をやめることができれば、

思いやりを持ちながら人間関係を築けます。

 

自分で自分を満たしながら、

相手のことも自然と思える様になります。

 

世話焼きやお節介をやめる方法については、

こちらの記事で特集しています。

合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうごいざいました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。