13Apr
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
このブログでもこれまで、
芸能人とぬいぐるみに関わる記事を書いてきました。
男性芸能人とぬいぐるみ性芸能人とぬいぐるみについてや、
梅沢富美男さんのアレックスについて。
有名人にまで範囲を広げれば、
とはいえ、芸能人とぬいぐるみについての話を聞く中で、
「どうしてぬいぐるみ好きを公言するのか?」と、
疑問を抱く人もいるでしょう。
女性であればまだしも、男性であれば、
「幼い」「女々しい」などの印象を持たれかねませんからね。
そこでこの記事では、ぬいぐるみ心理学の視点から、
芸能人がぬいぐるみ好きを公言する理由を探ってみます。
時代の変化はぬいぐるみにも…
まず、ぬいぐるみは本来、大人用のおもちゃでした。
※詳細についてはこちらの記事を読んで下さい。
現代においても、大人向けの服屋や雑貨屋さんに、
普通にぬいぐるみが飾られています。
こうした背景からも、大人とぬいぐるみの関わりが、
現代という時代においてはより認められる様になってきたのでしょう。
また、よほどぬいぐるみを溺愛していないのであれば、
ぬいぐるみがその人のイメージ作りにも一役買っているでしょう。
ぬいぐるみに対しては男性的なイメージよりも、
穏やかで優しい女性的なイメージが連想されます。
「草食系男子」なんて言葉が普通に使われていますし、
女性的な男性が増えている傾向がある中で、
ぬいぐるみ好きの男性も受け入れられやすいのでしょうね。
もちろん、女性芸能人がぬいぐるみ好きを公言すれば、
より女性らしさをアピールすることができますよね。
また、子供ができた芸能人であれば、
子育てに積極的に関わっていることをアピールする上でも、
ぬいぐるみ好きを公言するのでしょう。
そして、臨床心理学の分野でも言われていますが、
人はぬいぐるみに理想の存在を重ね合わせます。
ぬいぐるみはあなたの言動を、ただ受け止めてくれます。
自分にとっては一番都合の良いパートナーなのです。
絆やつながりが大事にされる傾向が、特に現代は強い様に感じます。
もちろん人とのつながりも大切なのでしょうが、
常に自分とつながり続けてくれる存在が、ぬいぐるみです。
たとえ芸能人でなくても、
身近な人がぬいぐるみ好きを公言することがあります。
それだけ普通に切り出せる時代になったということでしょうね。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。