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断れない性格を直す2つの方法【心理背景に自信のなさが!】

[最終更新日]2023/05/31

「飲み会の誘いが断れない」

「苦手なお客様が断れない」

「はっきり断れない」

「休日なのに遊びの誘いが断れない」

こんにちは、伊庭和高です。

 

本日のテーマは「断れない」こと。

 

仕事でもプライベートでも…

会社員でも、自営業でも…

主婦でも、学生でも…

 

断りたい場面で断れないという悩みは、

立場や性別を越えて多くの方が抱いていました。

 

この記事では断れない原因と心理背景、

そして解決策をお伝えします。

 

また過去のお客様の中で、

断りたいのに断れない悩みを

解決できたお客様の声も紹介します。

ぬいぐるみ心理学無料講座

断れない原因

私はぬいぐるみ心理学において、

全ての悩みの根本原因は自信のなさであるとお伝えしています。

 

失敗することを怖がってしまうのも、

相手の顔色を伺ってしまうのも、

悩みの原因は自信のなさなのです。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

断りたいのに断れない原因も、

自分の自信のなさであると言えます。

この様にお伝えすると、

「いや、私は自信があります!」

という声を聞くこともあります。

 

ここで大事なのは、

「断れない場面では」自信のなさが出て来るということ。

 

会社を経営していたり、

仕事でどんどん成果を出している方でも、

断りたいのに断れない場面では

自信のなさが顔をのぞかせてしまうのです。

 

断れない度合いを診断する方法

すべての悩みの原因は自信のなさですが、

自分の自信のなさ度については、

12個の質問に答えるだけで判明します。

 

断れない原因も自信のなさですが、

自信のなさの度合いを診断することは、

断れない度合いを診断することにもなります。

 

気になる場合は、一度診断してみてください。

 

断れない人の心理的特徴

ここまでお伝えした様に、

「断れない原因は自信のなさ」です。

 

「断れない人には具体的にどんな特徴があるのか?」

 

ここからは具体的に、

断れない時の心理的特徴を解説します。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当する可能性もあります。

 

相手の反応を気にしてしまう

「断る」ということは、

断る相手がいるわけです。

 

断りたいのに断れない時は、

必ず相手の反応を気にしているのです。

 

目の前の相手かもしれませんし、

世間一般の目を気にしているかもしれません。

 

「部長にどう思われるのか…」

「親にどう思われるのか…」

 

その場に相手がいなくても、

特定の相手を想像してしまうこともあるでしょう。

相手の反応をどれだけ気にしても、

相手が何を考えているかは相手にしかわかりません。

 

相手の反応を気にし続けるというのは、

正解のわからない問題を解いている様なものなのです。

ちなみに私達人間は、

誰もが相手の反応を気にしてしまいます。

 

人間の発達段階の心理学においては、

私達は小学校低学年頃になると、

周囲との協調性を意識し始めると言われています。

 

つまり小学校低学年頃には、

周囲の反応を気にし始めてしまうのです。

 

もちろん周囲の反応を気にすることが

悪いことではありません。

 

ですが周囲の反応を気にして、

自分の気持ちを飲み込んでしまえば、

苦しむのは自分自身です。

 

嫌われるのを恐れている

相手に嫌われるのを恐れていると、

断ることができなくなってしまいます。

 

相手の誘いを断らなければ、

少なくともマイナスな印象は持たれません。

 

自分が犠牲になるかわりに、

嫌われずに済むのです。

 

ですが嫌われずに済むかわりに、

心の中でストレスをため込んでしまいます。

 

仕事や恋愛や友達関係など、

嫌われるのを恐れていると、

人間関係の悩みは尽きないのです。

 

罪悪感を抱いている

断れない人に多いのが、

罪悪感を抱いていること。

 

「断ることで相手に悪いことをした」

この様な思い込みがあると、

断ろうと思っても断れないのです。

 

罪悪感とは「罪と悪の感情」

 

罪深いことをしたり、

悪いことをしたと思うほど、

断ることができなくなってしまいます。

 

ちなみに罪悪感については、

別の記事で詳しく特集しています。

 

断らなくても生きてはいけるけど…

確かに断らなくても生きてはいけますし、

むしろ周りから評価されることもあります。

 

行きたくない飲み会に参加し続けた結果、

早いペースで昇進できるかもしれません。

 

苦手なお客様を断らなければ、

その分だけ売上がアップするかもしれません。

 

休日に遊びの誘いを受けていれば、

その人との関係は悪化せずに済みます。

ですが目先のメリットがあっても、

長い目で見ればデメリットが待っています。

 

知らない内に疲れをため込んでしまったり…

「何やってるのか…」と虚しさが出て来たり…

体調を崩してしまったり…

 

どこかで必ず反動がやって来るのです。

 

「お酒でストレスをごまかしつづけた」

「服や化粧品を衝動買いしてしまった」

「気づけばお菓子ばかり食べ過ぎてしまった」

「家族にイライラをぶつけてしまった」

「休日は何もする気が起きず寝て終わった」

 

過去のお客様の相談を聞いていると、

断れないモヤモヤを抱え続けた結果、

何らかの反動が出ていました。

「気疲れ」という言葉があります。

 

「気」は私達の目には見えませんが、

疲れとして確実に蓄積されるのです。

 

断りたいのに断らなければ、

目に見えない気疲れが蓄積され、

どこかで大爆発を起こしてしまいます。

 

「断りたい時に断れる様になる」

 

仕事でもプライベートでも、

自分が本当に望む未来を実現する上で、

非常に大切なことだと言えます。

 

断れない性格を直す方法

さて、ここまでの話を踏まえた上で、

断れない性格を直す方法を3ステップで紹介します。

 

ステップ1:自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップは、

自分の気持ちを声に出すことです。

 

断れない悩みを抱えている時ほど、

自分で自分の気持ちを声に出せていないのです。

 

言い換えれば、

断れない悩みを抱えている時ほど、

頭の中で自分の気持ちを考え続けているのです。

私達は1日に約6万語を考えるのですが、

その内の約90%がネガティブな言葉だと言われています。

 

頭で考えれば考えるほど、

ネガティブな方向へと進んでしまうのです。

 

ネガティブな方向へと進むほど、

自分の自信のなさが顔を出し始め、

結果的に断れない状況を生んでしまうのです。

どんな言葉でも構いません。

 

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことです。

 

声に出すことをしなければ、

断れない悩みは解決しません。

 

それ程、重要なポイントです。

 

ステップ2:自信のなさと向き合う

声に出した後は自信のなさと向き合うことです。

 

すべての悩みの原因は自信のなさ。

 

断れない場面が訪れた時は、

自分の自信のなさが出て来ているのです。

 

「なぜ断れないのか?」

「断ったらどうなると思っているのか?」

「いつから断れない悩みを抱いているのか?」

 

頭の中で浮かんだ言葉を、

声に出しながら自分に問いかけてください。

 

ステップ3:主語を自分に戻す

そして最後のステップは、

主語を自分に戻すことです。

 

「どうしたいのか?」と自分自身に問いかけてください。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分。

 

ですが先ほどお伝えした様に、

断れない時ほど相手の反応を気にしてしまいます。

 

相手の反応を気にする時ほど、

主語を自分にして問いかけられていないのです。

「参加した方が良いかな…」

「断ってはいけないのかな…」

「行った方が楽だな…」

 

自分ではなく相手のことを先に考えているからこそ、

断れない悩みを抱き続けてしまいます。

 

ですので最後のステップでは、

主語を自分に戻してあげること。

 

これを意識することで、

断りたい時に断れる様になります。

 

お客様のケースを紹介します

そして最後に私のお客様の中で、

断れない悩みを解決できた事例を紹介します。

 

東京都在住の須藤さん(男性・仮名)は、

仕事において「断れない」悩みを抱いていました。

 

=====ここから=====

 

私は自営業をしているのですが、

「この人と関わると大変だな」というお客様の依頼を

断れずに受けてしまうことが多いです。

 

「断ったら変なウワサが立つかも…」

「断って怒られたらどうしよう…」

 

伊庭さんのおっしゃる通り、

まさに相手の顔色を伺っていたのです。

断らなければお客様との契約も成立し、

確かに売上もあがります。

 

ですが常にお客様の様子を伺って関わるので、

気苦労を抱き続けていました。

 

仕事が終わると何もする気が起きなくなったり、

勢いでネットで衝動買いをしてしまったり。

 

心が満たされない感覚を抱いていました。

確かに伊庭さんのおっしゃる通り、

断れない時ほど自信のなさが現れます。

 

自営業ですし、

自分に自信を持とうとして来ましたが、

断れない場面だけ自信のなさが出て来てしまっています。

 

心理学に興味もありましたし、

何より現状を変えたいと思い、

伊庭さんに相談をしました。

 

=====ここまで=====

 

須藤さんに起こった変化

私は須藤さんのお話を聞きながら、

先ほど紹介した3ステップをお伝えしました。

 

その上で須藤さん個別に取り組む課題をお伝えしました。

 

私と直接お会いしていない時も、

須藤さんには課題の内容を意識して実践してもらいました。

 

そして課題を実践して3週間ほどで、

須藤さんの中で変化を実感されました。

=====ここまで=====

 

普段の生活から声に出すことを意識した所、

気持ちが落ち込むことは激減しました。

 

頭の中で色々考えてばかりで、

実際に声に出すことはして来ませんでした。

 

「どんな気持ちも全部声に出す気持ちで取り組む」

 

伊庭さんに言われたことですが、

以前よりも物事を決断するスピードは速くなった実感があります。

また苦手なお客様に対しても、

自分がどうしたいのかを意識して問いかけることで、

断ることができる様になりました。

 

思えば苦手なお客様と関わることでの気苦労は、

他のお客様と関わる時にも悪影響を与えていました。

 

ですが苦手なお客様を断れた分、

元気な状態で他のお客様に関われる様になりました。

 

また苦手なお客様を断ったことで、

空いたスペースに理想のお客様との関わりが生まれました。

 

気持ち良く幸せに働ける状況が、

1つ1つ確実に実現しています。

 

=====ここまで=====

 

いつでも「No」と言える自信を手に入れる

断りたい時に断れない原因は自信のなさ。

 

相手の反応を気にしてしまうのです。

 

ですが自信のなさと向き合うことで、

断りたい時に断れる自信を手に入れられます。

 

いつでも「No」と言える自信が身に付くのです。

気疲れをため込むこともなく、

自分の過ごしたい様に時間を過ごせる様になる。

 

その上で、自分が本当に望む毎日が実現し始めます。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。