8Sep
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
以前も何度か職場の人間関係について記事を書きましたが、
それだけ日常的に悩むテーマと言えますね。
→会社の人間関係がギクシャクする原因をぬいぐるみ心理学で解説!
実際、私もぬいぐるみ心理学を提供していて、
職場の人間関係の悩みを話す人は多いです。
さて、今回は人間関係の「修復」がテーマです。
修復という言葉だけあって、
「関係が悪化した・壊れた」状態であるわけです。
何らかの原因で仲が悪くなってしまったものの、
部署が同じであれば関わり続けなければいけません。
ぬいぐるみ心理学の視点からお伝えするなら、
こうなった時の選択肢は2つしかありません。
2つの選択肢とは?
まず1つ目は、相手に合わせて関係修復をはかることです。
基本的に、人間は自分のことしか考えていません。
どんなに相手のことを考えていると言う人でも、
24時間365日誰かのことを気にかけてはいません。
あなたが思う以上に、
相手はあなたのことを気にしていないのです。
「あれをやったら…」
「これをしたら…」
こうした人間関係の悩みの多くが取り越し苦労に終わるのも、
そこまで相手があなたのことを気にしていないからです。
※ただし、必要以上に考え過ぎれば現実のものになります。
人は基本的に自分のことしか考えていない。
それなら、徹底的に相手のことを考えてあげれば良いのです。
たとえ関係が悪くなっていたとしても、
自分に対して好意を持つ人がいれば嫌いにはなりません。
常に基準を相手に設定して過ごすのです。
次に2つ目は、相手のことを一切気にしないことです。
言い換えれば、「ありのままの自分を出して過ごす」ということです。
相手との関係修復はいったん脇に置いて、
まずは自分の感じるままに振る舞うのです。
こうすることで相手との関係修復が実現してもしなくても、
職場では過ごしやすくなります。
ありのままの自分をさらけ出した上で、
相手も受け入れてくれたら修復すれば良い。
受け入れてくれなければそれは仕方ない。
この意識を持ち、すべては相手にゆだねてしまうことです。
※ちなみに、心理学者のアドラーもこの立場に立っていて、
相手がどう思うかは変えられないから、
自分のことにだけ集中すれば良いと指摘しています。
ぬいぐるみ心理学の視点では、2番目の選択肢を推奨しています。
相手に合わせればそれだけでストレスがたまりますし、
その日の気分や体調によっても相手の反応は変わります。
「正解がない」中で相手に合わせようとする。
現実的には不可能なのです。
まずはありのままの自分をさらけ出す。
この大前提が合った上で、相手に合わせて調節していくのはアリです。
修復できたかどうかは結果論になります。
ここまで読むと、「必ず修復できるわけではないのか!」
と疑問に感じることもあるでしょう。
ただし、小手先のテクニックに頼って
相手に合わせた対応をとれば、
いずれ自分の首を絞めることになります。
自分のストレスがどこかで爆発し、
何をするにもやる気が起きなくなってしまいます。
根本から人間関係を見つめ直し、
結果として修復できたらOK。
どう捉えるかは相手にゆだねるしかないのです。
「修復しようよ!」と相手にどんなに言っても、
それを決めるのは相手なのです。
私達はただ素の自分を出すことに集中し、
結論は相手に任せます。
素の自分についてはぬいぐるみ心理学で
あなただけの特性を導き出しています。
興味のある方は無料講座で学んでみて下さい。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。