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ぬいぐるみに名前をつける心理を解説!

[最終更新日]2023/03/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回の記事では、

「ぬいぐるみに名前をつけること」に注目します

 

私自身、ぬいぐるみ心理学を提供していて、

ぬいぐるみに名前がつけられている

ケースをよく目にします。

 

動物の名前をとって

「ワンちゃん」「うさちゃん」から、

まったく関係ない

「むつ五郎」「ジェニファー」まで…

 

ぬいぐるみに名前をつける人って、

あなたの想像以上にたくさんいます。

ですが名前をつけない人から見ると

「なぜ名前をつけるのか」

不思議に思われてしまいます。

 

本人としても想いを込めてつけたでしょうし、

変な誤解はされたくないですよね。

 

しかし、友達や恋人などから誤解されたら

結構落ち込むものです。

 

だからとって、

今まで大切にしていたぬいぐるみを捨てる、

なんてことはできないはずです。

 

そこでこの記事では、

ぬいぐるみに名前をつける人の心理について、

ぬいぐるみ心理学の視点から解説します。

 

変な誤解を生まない様に、

心理背景を知ることは大切ですからね。

 

なぜぬいぐるみに名前をつけるのか?大きい ぬいぐるみ 動物 人間 画像 ぬいぐるみに名前をつけるというのは、

「自分だけの存在」であることを

はっきりさせる効果があります。

 

例えば、オモチャ売り場で見つけた

チョッパーのぬいぐるみ。

 

何も名前をつけなければ、

他のチョッパーのぬいぐるみと変わりませんが、

「チョッパーちゃん」と名前をつけるだけで、

「自分のチョッパー」になります。

 

これは決して

ぬいぐるみに限ったことではありません。

あまりに当然すぎて

考えたことはないでしょうが、

子供に名前をつける行為だって、

自分の子供であることを

はっきりさせる効果があります。

 

名前をつけなければ

赤ちゃんはいっぱいいるわけで、

他人から見たらどの赤ちゃんも同じに

感じてしまいますからね。

その他、スポーツ選手が道具に

名前を掘ったりするのも、

これに似た心理があります。

 

他の人と同じグローブではなく、

自分だけのグローブであることを認識する。

これも同じですよね。

ぬいぐるみ 話しかける 画像

話を戻すと、ぬいぐるみに名前をつけることで、

自分だけのぬいぐるみであることが

心理的にもはっきりします。

 

自分だけのぬいぐるみであれば、

一緒にいて安心しますし、

心を許せる理想の存在になったと

言うことを実感できます。

 

以前の記事で、ぬいぐるみは本来

大人のものだったことを伝えましたので、

例え大人がぬいぐるみに名前をつけていても、

変なことではないのは理解できます。

 

ぬいぐるみに名前をつける「その人の」心理を見ていく

ぬいぐるみ心理学 恋 画像

さて、ここまでが一般的な心理背景ですが、

もっと深く、「その人だけの心理」

見ていくことも重要です。

 

「なぜぬいぐるみに名前をつけるのか?」

人によって理由は様々です。

 

例えばこれまでのお客さんの中では、

こんなケースがありました。

 

その1:自分を常に認めてくれる存在

名前をつけることで、

自分のものになった気分がする。

 

どんどん呼ぶし、

思うがままに扱ってる気分がする。

 

こうしたケースは安心感だけではなく、

自分の主張を常に認めてくれる存在

という意味もあるでしょう。

 

王様気質というか、

自分が主導権を握っていたいという心理が、

ぬいぐるみに自分が名前をつける

という行為で現れています。

 

その2:安心感を強く求めている

その時に大事だった人の名前をつける。

友達の名前や恋人の名前をつけたことがある。

 

こうしたケースは、

安心感をより強く求めています。

 

友達や彼氏と常に一緒にいたいからこそ、

ぬいぐるみにも名前をつけるんです。

たとえ友達とケンカしたり恋人と別れても、

名前を変えないケースは意外とあります。

 

その人の雰囲気やぬくもりが好きなので、

忘れないためにも名前はそのままなのでしょう。

 

もちろんこれ以外にも

様々なケースがあります。

 

より深く、その人だけの理由を探っていくと、

相手の気持ちを深く理解することができます。

40代 恋愛 デート 画像

ぬいぐるみに名前をつける行為は、

決しておかしなことではありません。

 

名前をつけるという現象だけに目を向けず、

「なぜ名前をつけるのか」考えることで、

相手の気持ちを深く理解できます。

 

オリジナルぬいぐるみに名前をつけていない理由

私はぬいぐるみ心理学を5年以上伝えていますが、

先日からオリジナルぬいぐるみを制作・販売しています。

 

テディベアのぬいぐるみで、

ぬいぐるみ心理学の理論を総動員しており、

どんな人にも効果が実感しやすい様な仕掛けをしています。

 

また1つずつ職人の方が制作しており、

特に触り心地が良いと好評をいただいています。

 

初めてぬいぐるみを買う人や、

2個目、3個目のぬいぐるみに買う人など、

様々な人が手にとってくださっています。

 

実はこのぬいぐるみには、

名前をつけていません。

 

今回の内容にも関連してきますが、

これにも理由があります。

 

ぬいぐるみの名前は自分でつけることで、

安心感が生まれやすくなり、

自分だけのぬいぐるみだという意識も強まります。

 

最初から私の色をつけるのではなく、

何も色がついていない状態で手に取るからこそ、

つけたい名前をつけ効果を最大限感じやすくなるのです。

 

最後に

ここまで「ぬいぐるみ」について

詳しく解説をして来ました。

 

ぬいぐるみに気を使う人はいません。

好き嫌いに関わらず、

私達は無意識の内に安心しきった姿を

ぬいぐるみに見せています。

 

ぬいぐるみが身近にあることで、

いつでも安心感を感じられる。

 

人には言えない悩みを打ち明けたり、

夢や目標を打ち明けたり、

実際に声に出して伝えるかは別として、

私達はぬいぐるみに本音を出しています。

とはいえ1つ注意が必要なのは、

ぬいぐるみの世界で完結しないこと。

 

「ぬいぐるみの前では安心できるけど、人間関係の悩みを抱え続けている…」

 

「同じ悩みを何度も繰り返しているけど、ぬいぐるみを通して癒されている」

 

確かに一時的には満たされますが、

悩みの根本原因が解決していないので、

悩みを抱え続けることになります。

過去の私もそうでしたが、

ぬいぐるみが好きだったり、

日常的に関わっている人の場合は、

上記の傾向がある人は意外と多いです。

 

ぬいぐるみの前でだけ安心できるのではなく、

日常生活でも安心できる状態を

自分で作っていくこと。

 

安心感はいつでも自分自身で

作り出すことができます。

ぬいぐるみ心理学では

そのための方法を無料メール講座で解説しています。

 

いつでも安心感を生み出しながら、

自信を持って毎日を過ごすことができる。

 

ぜひ無料メール講座に登録して、

学んでいたたければと思います。

 

本日も最後まで読んで下さりありがとうございました!

 

★合わせて読みたい記事はこちら↓

→ぬいぐるみに話しかける4つの効果と2つの間違った関わり方

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このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。