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【診断】かまってちゃんを治す2つの方法!幼少期に原因が!

[最終更新日]2023/01/07

こんにちは、伊庭和高です。

 

本日のテーマは「かまってちゃん」

 

構って欲しいという気持ちを抱き、

悩みを抱えている人は多いです。

 

「かまってちゃんをやめたい!」

「構って欲しい気持ちをなくしたい!」

 

こうした相談を受けることもあります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

かまってちゃんを治す方法を解説します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

かまってちゃんを治すことはできます

かまってちゃんを治したいという声は、

私の元にも多く届きます。

 

まず結論からお伝えすると、

年齢や性別や境遇を問わず、

かまってちゃんを治すことはできます。

 

この後に説明する根本原因と向き合い、

正しい方法で治し方を実践することで、

今から現状を変えることができます。

 

そこで最初に、「なぜかまってちゃんになってしまったのか?」を掘り下げます。

 

心理背景や原因を深掘りすることで、

かまってちゃんを具体的にどう克服すれば良いのかが見えてきます。

 

かまってちゃんの心理的特徴

他人に構ってもらいたいがために、執拗にアピールをする人

 

他人にほめられたい、親切にされたい等の気持ちが強く、

周囲の人の気を引くような言動を繰り返す人

 

これがかまってちゃんの辞書的な意味です。

 

そしてここからは具体的に、

かまってちゃんの心理的特徴を紹介します。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

寂しがり屋

かまってちゃんと寂しがり屋には、

実は深いつながりがあります。

 

寂しさを感じているからこそ、

寂しさを埋めるために誰かの気を引こうとします。

 

自分1人では寂しさに対処できず、

誰かに構ってもらうことで穴埋めをしている状態です。

 

誰かが構ってくれないと寂しさが募り、

余計に言動がエスカレートしてしまいます。

 

ちなみに寂しがり屋については、

こちらの記事で詳しく解説しています。

 

承認欲求を求めている

心理学には承認欲求という言葉があります。

 

認める・褒める・評価されるなど、

承認を得ることは自分の心を満たす上で大きな役割を果たします。

 

そして承認欲求には2種類あり、

自己承認と他者承認に分かれます。

 

自分で自分を満たすことが自己承認で、

誰かに満たしてもらうことが他者承認です。

 

「認められたい」

「褒められたい」

「評価されたい」

 

かまってちゃんな人の特徴として、

他者承認ばかりを求めてしまうのです。

 

自分で自分を満たせないからこそ、

周りに満たしてもらおうとするのです。

 

自分で自分を満たせない状態が続くので、

いつまでも不安定な心境を抱いてしまいます。

 

自分軸がない

かまってちゃんな人の特徴として、

自分軸がないことが挙げられます。

 

相手が構ってくれれば満たされるので、

相手の求める行動をとってしまいがちになります。

 

自分主体で行動できておらず、

他人ありきで行動してしまうのです。

 

自分軸がないまま過ごしてしまうので、

どこか心が満たされない状況が続きます。

 

嫉妬心が強い

かまってちゃんな人の特徴として、

嫉妬心が強いことも挙げられます。

 

誰かや何かに嫉妬しているから、

自分に注目を引きつけようとすることもあります。

 

「あの人ばかり注目されるのは嫌だ」

「もっと自分を見て欲しい」

 

嫉妬心が強くなるほど、

構って欲しい言動を周囲に示すのです。

 

ですが嫉妬心を抱くほど、

ストレスも感じ苦しくなってしまいます。

 

ちなみに嫉妬心については、

こちらの記事で詳しく特集しています。

 

かまってちゃんの2つのアピール行動

 

ここからは実際にどうやって、

かまって欲しい言動を周囲に示すのか。

 

2つのアピール行動を解説します。

 

ポジティブアピール

「仕事がうまくいった」

「恋人ができた」

「勉強がはかどった」

 

この様にポジティブなことを周囲に伝え、

かまってもらおうとすることがあります。

 

これがポジティブアピールです。

 

褒めたり評価されたりするので、

承認欲求も満たされます。

 

どんな些細なことであっても、

良かったことを周囲にアピールすることで、

気を引こうとしているのです。

 

ネガティブアピール

「仕事が上手くいかなかった」

「上司に怒られた」

「恋人とケンカした」

「嫌なことがあった」

 

今度は逆にネガティブなことを周囲に伝え、

かまってもらおうとすることがあります。

 

これがネガティブアピールです。

 

ネガティブアピールをすることで、

心配してもらったり優しくしてもらおうとしています。

一般的にポジティブアピールをするよりも、

ネガティブアピールの方が頻度が高くなることが多いです。

 

SNSに投稿したり、

電話やLINEで直接伝えたりと、

ネガティブアピールの手段はさまざまです。

 

あるいはクレームを伝えたり、

相手を攻撃する人も、

実はネガティブアピールをすることで、

構って欲しい気持ちを伝えていると言えます。

 

かまってちゃんの原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

かまってちゃんになってしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自分に自信があれば構って欲しい気持ちは強まりません。

 

自分で自分を満たせているので、

必要以上に周りの気を引こうとは思わないのです。

 

かまってちゃんを診断する2つの方法

かまってちゃんの度合いを診断するには、

2つの方法があります。

 

私は、自分のかまってちゃんの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

かまってちゃんのレベルが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

 

また冒頭でも解説した様に、

寂しがり屋とかまってちゃんには深いつながりがあります。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

寂しがり屋度を判定するテストも作りました。

 

寂しがり屋度=かまってちゃん度なので、

かまってちゃんの度合いを診断できます。

こちらもぜひやってみてください。

 

幼少期の経験でかまってちゃんが誕生する

すべての悩みの原因は自信のなさですが、

自信のなさは幼少期に形成されます。

 

私たちの人間関係のスタート地点は親。

 

親との関係の中で自信のなさが発生し、

大人になっても影響を与えているのです。

 

構って欲しい気持ちに悩んでいる人も、

実は幼少期に原因があると言えます。

 

「親が仕事で相手をしてくれなかった」

「怒りっぽい親で気を使いすぎていた」

「親に良い顔を演じ続けていた」

 

たとえばこうした背景があれば、

構って欲しい気持ちをため込んでいたといえます。

 

その結果として大人になるにつれて、

かまって欲しい気持ちを周囲にぶつけてしまうことがあるのです。

 

かまってちゃんの治し方

かまってちゃんの治し方について、

2つの方法を紹介します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

構って欲しい気持ちに悩まされることはなくなります。

 

ですがその前に、間違った方法を解説します。

というのも多くの人が間違った方法を取ってしまい、

むしろかまってちゃんを悪化させてしまうのです。

 

かまってちゃんの間違えた治し方

それは「相手に興味を持つこと」

 

相手に興味を持とうとするほど、

見返りを求めてしまうことが多いのです。

 

相手の喜ぶ言動を取ろうとしたり、

相手の興味関心を知ろうとしたり、

相手に興味を持とうとするほど悩みは深まります。

 

「これだけ相手に興味を持ったんだからかまって欲しい!」

この様に思っってしまうと逆効果です。

 

気づけばかまってもらうために、

相手に興味を持とうとしてしまうのです。

 

先ほどもお伝えした様に、

かまってちゃんの原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合わずにいると、

相手に興味を持ってもかまってちゃんの言動を続けてしまいます。

 

これから紹介する2つの方法を実践することこそ、

かまってちゃんを根本的に解決します。

 

相手に興味を持とうとするのは、

2つの方法を実践した後で十分です。

 

それでは具体的に、2つの方法を解説します。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初にお伝えする方法が、

自分の気持ちを声に出すこと。

 

かまってちゃんな人の多くが、

自分で自分の気持ちを声に出せていません。

 

自分で自分の気持ちを声に出す前に、

周囲に自分の気持ちを吐き出しているのです。

 

周囲がネガティブな感情を抱いたりと、

いきなり周囲に気持ちを吐き出すのは逆効果なのです。

 

しかも私たち人間の脳の特徴として、

声に出さず頭の中で考えるほどネガティブ思考が強まると言われています。

 

周囲に吐き出さず自分の中で抱え込めば、

かまって欲しい気持ちが強まってしまうのです。

 

まずは自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

かまってちゃんを治すためには、

声に出すことが第一歩なのです。

 

どんな気持ちも周囲に吐き出さず、

自分で声に出して受け止めていきましょう。

 

意識して声に出すことで、

かまって欲しい衝動は消え去ります。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上で、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説しますが、

ぬいぐるみと意識して関わることで、

かまってちゃんを卒業することができます。

 

「どうしたいのか?」を問いかける

自分で自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけてください。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

先ほどもお伝えした様に、

自分軸が持てず周りありきで行動しているのが、

かまってちゃんの特徴です。

 

「して欲しい」

「してあげる」

「した方がいい」

「しなければいけない」

 

たとえばこれらの言葉が浮かぶ時は、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまい、

かまって欲しい気持ちに振り回されてしまいます。

 

自分を主語にして問いかけるにつれ、

周りに構ってもらおうとする言動はなくなります。

 

自分を主語にして問いかけることは、

かまってちゃんを治す上で不可欠です。

かまってちゃんを続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

確かにその瞬間は満たされることがあっても、

誰かがいないと満たされない状況が続きます。

 

誰かの存在に依存した状態とも言えるので、

かまってちゃんを続けても良いことはありません。

 

かまってちゃんの原因は自信のなさであり、

自信のなさと向き合い行動することで、

かまってちゃんを治すことができます。

 

自分軸を持って行動できる様にもなり、

本当に望む人間関係を築ける様にもなります。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。